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予備の入れ歯。

入れ歯の話もしてみたいと思います。

たまに患者さんで
「予備の入れ歯を作って欲しい」
そう言ってくる方がいらっしゃいます。
失くしてしまったり、割れてしまった時に予備の入れ歯があったら安心だなあと思うのだと思います。

もっともな要求だと思います。

しかし、我々歯科医師から見ると若干悩むところじゃないかなと思います。

まず保険上では、入れ歯というのは半年に一つしか作ることが出来ないのです。
この条件をクリアしなければなりません。
そもそも医療費が破綻しそうなこの時代に「予備」に対して保険医療と言うのはどうなのかな?というものありますので、自由診療に関してという事に絞って考えた方が良いでしょうか。

それと保存の問題です。
通常、入れ歯の取り扱いは夜寝る時外していただき、水の中に入れるなどして保存してもらいます。
乾燥により変形したりすることがあるためです。
予備の入れ歯の保存も同じようにしてもらうようになるのですが、数ヶ月水を替え忘れカビたり、腐ったり、乾燥状態での保存により変形したりと良い状態でのキープが非常に難しく感じるのです。

そしてもう一つ。
入れ歯を入れた事のある方なら解ると思いますが、入れ歯を新しく作ると当たって痛い場所が出て来ることがしばしあります。
それを何度か調整することで、患者さんのお口にあった入れ歯になってきます。
そして、ぴったり合った入れ歯も、時が立てばだんだんと不具合が出てきます。
自分の経験上その不具合は、キチンと入れ歯を入れている人と比べ、あまり入れ歯を入れないと言う方のほうが早く合いが悪くなると感じてます。
それは、入れ歯を入れる事で、患者さんのお口の方も入れ歯に合おうとするのでは無いかと思います。
まったく同じ入れ歯を作る事は出来ない以上、そういった点から、現役の入れ歯と比べ、予備の入れ歯はお口に合わなくなることが多いのです。

あとは他の先生が作った入れ歯をメインで、自分の作った入れ歯をサブにされる、そんな現実が辛かったりする事もあるかもしれません。

ご使用の入れ歯を大事に使っていただき、何かありましたらご連絡いただければなるべく早急に対応していく。と言うのがベストなのかもしれません。
佐藤歯科医院 長野県上田市