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ホワイトニング その3

今後また追記をしたくなるかもしれませんが、とりあえずはホワイトニングの話は今回で一段落させたいなと思っています。

今回は、実際のホワイトニングについての話です。
その2でホワイトニングの効果を表すのは「過酸化水素」ですよ。と言う話をいたしましたが、その使い方についてです。

ホワイトニングは大きく分けると、「ホームホワイトニング」「オフィスホワイトニング」の二つに分かれます。
簡単に言うと、名前の如く家でホワイトニングをするか、歯科医院でホワイトニングをするかの違いになってくるのですが。

まずはホームホワイトニングです。
これは通常、歯科医院でお口の型取りをさせていただき、患者さんに合わせたトレーを作成します。
そして後日、患者さんに作成したトレーとホワイトニング剤を渡し、患者さんが家で(職場でやる方も居ましたが・・・)トレーの中に薬を入れて口の中にセットをするのです。
その状態で数時間過ごしていただきます。
それを1日一回程、毎日行っていただくのです。
当医院では初めのセットに約二週間分の薬剤を渡すのですが、患者さんがもっと白くしたいと言う希望があれば追加で薬剤を処方していきます。

そしてオフィスホワイトニングです。
これはメーカーなどにより手技が分かれるため、一概には言いにくいのですが。
基本的には、来院した患者さんの口腔内で直接ホワイトニングの薬を歯に塗りつけ、数十分薬を適応するという物です。
その時に、薬剤の効果を活性化させるために適当な波長の光を照射したり、プラズマのような物を使用したりする場合があります。
これについては、効果の有り無しは疑問のあるものもありますが、ホームホワイトニングのように時間をかけてゆっくり出来る物でもないので、短い時間での効果を上げようと各社色々考えているようです。


一般的にホワイトニングの効果を上げる為には「作用時間」「薬剤に含まれる過酸化水素の濃度」を上げる事で成されます。
ホームホワイトニングでは、作用時間を長めに取り。
オフィスホワイトニングでは、過酸化水素濃度を多めに取ります。

ここからは私見ですが。。。
ホワイトニングの効果と言うのは「歯を白くする」事ですが、この白くする時の効果の量を上げたいのです。
その時、過酸化水素濃度を高くしてホワイトニングを行うと、濃度が高ければ高いほど、白さの質が悪くなるように思います。
歯の色と言うのはもともと透き通るような透明感を感じるように思うのですが、やや透明感が濁らせてしまうように思うのです。
ホワイトニング後の後戻りも、濃度の高い薬剤での作用の方が早く思えます。

以前、ホワイトニングの講習会で「ホワイトニングをお風呂のように考えてください」とおっしゃる先生がいました。
熱いお湯でサッと温まって上がるより、ぬるめのお湯にじっくり浸かったほうが芯まで温まるでしょ?と
細かくホワイトニングを考えると、無理のある例えかな?とは感じますが、このイメージはとてもわかり易いなと、今でも患者さんへの説明に使わせてもらっています。

そういう意味で、僕はホワイトニングの本流はホームホワイトだろうと今でも考えています。

あとは、ホワイトニングを行う中で度々出てくる問題に「知覚過敏」というものがあります。これも濃度が強いほど強めに発現します。
医院によっては、オフィスホワイトニングを始める前に患者さんに痛み止めの薬を飲んでもらってから始める所もあるほどです。
そこら辺で、歯の表面にクラックと言われる亀裂などが多い方ではオフィスが不可能になってくる場合もあったりするのです。

というのが実際のホワイトニングの話です。
僕としては、ホワイトニングで白い歯を目指そうと思ったとき、出来れば時間をかけてゆっくりやっていこう!と言う気持ちで医院の門を叩いてもらえればと思っています。
すぐに白くしたい!と言う思いも確かにあるとは思いますが、一息ついて考えてみては如何でしょうか。

ホワイトニング その2

今回は、少し突っ込んだ話をしましょう。
ホワイトニングの基本的な話です。

ちなみに前回の記事はこちらです。
ホワイトニング  その1

一口にホワイトニングと言っても、若干の種類があり、メーカーによる特色などもあったりするわけですが。
自分の歯科医師としての方向性は、どちらかと言うと審美より医療寄りなもので、そこまで多数のメーカーのシステムを了解している訳ではないのですが、基本は全て同じだと考えてください。


ホワイトニング、ブリーチング、漂白。
呼び方も人それぞれですが、音の耳当たりが良いということで最近では「ホワイトニング」と言う呼び方が主流になっているように思います。

その「ホワイトニング」。上記のように種々のメーカー、製品等が存在していますが、ホワイトニングの効果をみせる成分は「過酸化水素」となります。
オキシドールの成分ですね。
ホームホワイトニングに於いては「過酸化尿素」を使っている物がありますが、これは「過酸化尿素」が徐々に酸化し「過酸化水素」に変化していくため、ホワイトニングの効果をあらわすのは、やはり「過酸化水素」になってくるわけです。

それに対しての添加物の違い等が製品の違いになってくるわけです。


この話は、以前ホワイトニングの講習会で聞いたのですが。。。
矯正中の患者さんが強制装置のせいで歯をキチンと磨くことが出来ず、歯肉が炎症してしまう事があるのですが。
とある矯正の先生が歯周病予防になるかな?と矯正をしている患者さんの歯に過酸化水素を塗りつけたというのです。
その結果として、過酸化水素を塗った歯が白くなっていく事に気がつき、それが広まりホワイトニングが行われるようになった。
と、言うのです。

話の虚実は定かではありませんが、アオカビから抗生物質が発見された話を思い出しますよね。

ちなみに、なぜ過酸化水素が歯をしろくするのか?と言う事については色々な説があるようですが、確定的にはなっていないようです。
フリーラジカルが・・・等と言う説明も受けたこともありますが、基礎はむつかしいですね。

ホワイトニング その1

先日、ホワイトニングに関する質問メールを頂いたので、少しづつ取り上げていこうと思います。
まずは雑談がてら、歯科医院側の裏話でもと思いまして、「その1」とさせていただきました。今後ちょっとづつ突っ込んでいけたらと思います。

最近ではあまり珍しい治療では無くなってきましたが、実際ホワイトニングを経験したことがある方はそんなに多くは無いんじゃないかと思います。

僕が歯科医師になった頃は、まだホワイトニングをしている医院も少なく審美治療のひとつとして割と高価だったように記憶しております。
特に薬剤の認可が下りず、歯科医師が外国から直接輸入したりという手間もあったりしたのが原因だったのかもしれません。
取り扱う医院が少ない為、価格競争も起こらなかった事もあると思います。

現在では認可の下りた薬剤も出だし、認可の出ない物でも取り扱い業者が増えたことで歯科医院側も割りと安易に薬剤を入手できるようになって来ました。
ホームホワイトニングなどは歯科医院は患者さんのお口にあわせたトレーを作り、薬剤を処方して後は患者さんが家でホワイトニングをやっていく、そういったスタイルである為、チェアータイム(診療室で歯科医師が患者さんに対応している時間)が短くすむ等、歯科医院側の負担が少ない事もあると思います。
そう言った理由もあり、今では割りと安価にホワイトニングを体験出来る時代になってきていると思います。

ただ、今でもホワイトニングという物は審美的な治療であり、それでいておおよその予測は出来るものの、漂白の効果も人により差が出るなど絶対的なものでは無いため、クレームの対象になり易い事も予測され、ホワイトニングを好んでやらない歯科医師も中にはいると思います。

そういった面もあり、ホワイトニングだけの話では無いですが、歯科医師と患者さんの信頼関係、意志の疎通はとても重要になってくると思います。
もしご相談の際には、少しでも不安に感じること、希望、そういった事を躊躇わず、事前に伝えていただくことでより円滑な治療が進められるのでは無いかと思います。

ホワイトニング  その2
佐藤歯科医院 長野県上田市